オランダのコンチネンタル・ソング・シティからのリリース。マシューズ・サザン・コンフォートは、イアン・マシューズ(ex.フェアポート・コンヴェンション,プレインソング,etc)がフェアポート脱退後の69年に制作したファースト・ソロ・アルバム「マシューズ・サザン・コンフォート」の、イアンも含めた一部の参加メンバー達がそのままバンドに発展したグループ。本作は、10年にリリースされた再編アルバムで、11年のオランダ・リリース盤。メンバーは、イアン、テリー・ビニオン、リチャード・ケネディ、マイク・ルーロフ、バート・ヤン・バートマンスの5人編成を基本に、ヨースト・クルーンがドラムで適時参加、プロデュースはレオン・バーテルス。曲によってイアンとテリーがそれぞれリード・ボーカルを取っていて、概ねスワンプ・フォークまたはフォーク・ロックと呼べるサウンドなのだが、涼やかで艶のあるテリーの女性ボーカルが何より素晴らしく、イアン目当ての人もかなり驚かされるかも知れない。ギターとピアノ&エレピを中心としたアンサンブルは上等で、派手ではないがよく練られたハーモニー・コーラスも実にいい味を出していて、スワンプを基調に少しジャジーな雰囲気を加味した楽曲も淡い情感十分。枯れた木漏れ日感、隠し味的な郷愁感、しつこくない大人の洗練感がさりげなくミックスされ、静かな佇まいのシンプルな演奏は流していて非常に心地好く、この線としては文句なしの大好盤と思う。
只今在庫切れとなってしまいました。ご予約オーダー・お問い合わせ等は、問い合わせフォームからお受けいたします。入荷見込み・時期など現在の状況を改めてお知らせいたします。
輸入盤/デッドストック入荷
(Folk&Folk Rock/Swamp,Folk,Folk Rock / Jewel-case CD(2011) / Continental Song City/Holland)