韓国のビッグ・ピンク・ミュージックから、12年新規リマスター&限定ペーパースリーヴでのリシュー。紙ジャケ仕様、インサート入、オビ付、多分初CD化。ラリー・グロスはテキサス州ダラス出身のシンガー・ソング・ライター(SSW)で、高校時代に同級生のマイケル・マーティン・マーフィーやレイ・ワイリー・ハバード(2人とも後のカントリー系のビッグ・ネーム)等と音楽活動を開始、イリノイ州のプリンシピア大学在学中の69年に、クリスチャン・フォーク系シンガーとしてファースト・アルバムをリリースした。大学卒業後の70年にニュー・ヨーク・シティに移住、RCA傘下のデイブレイク・レコードと契約して2枚のアルバムをリリース、72年以降は全米芸術基金のレジデント・ミュージシャンとして、ウェストバージニア州に拠点を移し全米各地の学校訪問活動に参加した。本作は、71年にUSAデイブレイクからリリースされたセカンド・アルバムで、メンバー・クレジットはボーカル&ギターのグロス、ベースのバーク・マッケルヴィーの2人だが、曲によってクレジットのないドラムやピアノ、オルガン、バンジョー、フルート、マウス・ハープなども入る。プロデュースはワイルダー・ブラザース&ビッグ・タイム・プロダクション。概ね、ほんわかした空気感のスワンプ・フォーク系サウンドを展開していて、ボブ・ディランやジェリー・ジェフ・ウォーカー等のカヴァーも含め、全体が柔らかい木漏れ日に収束。時折織り込まれる内省的アシッド・フォーク調や郷愁フォーク・ロック調の曲のハマりもいい塩梅で、乾いた空気感が心地好い好盤と思う。
輸入盤/デッドストック入荷
(Folk&Folk Rock/Swamp Folk,Folk Rock,Acid Folk / Paper-Sleeve CD(2012 Re-master) / Big Pink Music/Korea)