ドイツのレパートリーから、11年新規リマスター&限定ペーパースリーヴでのリシュー。見開き紙ジャケ仕様で、音質はクリアで迫力もあって非常によい。カーヴド・エアは、フランシス・モンクマン、ロブ・マーティン、フローリアン・ミクサの3人が在籍していたシジフォスを母体としたグループで、69年にダリル・ウェイが加入後、新たなサウンドを目指してテリー・ライリーの作品名からカーヴド・エアに改名。70年にガルト・マクダーモットのミュージカルに演奏で参加したことが契機となって、マクダーモットのロック・ミュージカル「ヘアー」に出演していたソーニャ・クリスティーナが加入した。本作は、75年にUKのBTMからリリースされたライヴ・アルバムで、フォース「エアー・カット」リリース後解散状態だったが、ソーニャ、モンクマン、ミクサ、ウルフを解散したウェイのオリジナル・メンバー4人に、新たにフィル・コーンを加えた5人編成で、74年9~11月に行われた再編ツアーからのライヴ音源を収録したもの。プロデュースはデヴィット・ヒッチコック。当初は一時的な再編の予定だったらしく、セレクトも「ヴィヴァルディ」や「メリンダ」、「或る日突然に」、「マリー・アントワネット」といった往年の著名曲ばかりだが、皆さん殊の外調子がよく熱の入ったパフォーマンスを展開していて、非常にノリのよい演奏を堪能出来る。思いのほかヘヴィな炸裂で疾走感もあって、楽曲のよさも含め非常に重厚な好ライヴ盤と思う。ともかくも、演奏のカッコよさと濃密さでは全作品中一番かも知れない。
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(Progressive/Symphonic,Hard,Pops,Psyche / Paper-Sleeve CD(2011 Re-master) / Repertoire/German)