UKのユニバーサル/デッカから、未発表ライヴ音源7曲(76年のハマースミスオデオン2曲と、LPリリース当時セレクトされなかった77年のブリストル等5曲)をボーナスで加えての、02年新規リマスターでのリシュー。キャメルは、アンドリュー(アンディ)・ラティマー、ダグ・ファーガソン、アンディ・ワードの3人によって、サリー州ギルフォードで69年に結成されたブリューが、フィリップ・グッドハンド・テイトのバック・バンドとして活動中の71年に、すでにソリストとして知名度のあったピーター・バーデンスのメン募広告に応募(異説もあり)して結成されたグループで、日本でも人気の高いビッグ・ネーム。本作は、78年にUKデッカからリリースされたライヴ・アルバムで、74年~77年のライヴ音源をコンパイルした2枚組。メンバーは、74~75年がラティマー、バーデンス、ファーガソン、ワードの4人編成、76年がその4人にメル・コリンズ(ex.キング・クリムゾン,サーカス,etc)を加えた5人編成、77年がラティマー、バーデンス、ワード、コリンズにリチャード・シンクレア(ex.キャラヴァン,ハットフィールド・アンド・ザ・ノース,etc)を加えた5人編成で、オーケストラ・アレンジはデヴィッド・ベッドフォード、デヴィッド・ヒッチコックとレット・デイヴィスとバンドの共同プロデュ-ス。新たに本編に加えられた音源が、ほとんどシンクレアとコリンズ在籍時のもので、「レインダンス」からの曲が中心。「スノーグース」中心のセレクトだった本編も勿論悪くはないが、今回追加された音源群の濃密さは圧巻で、ともかくも非常に充実した演奏を堪能出来る文句なしの好ライヴ盤と思う。カッコよし!。
輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Symphonic,Jazz Rock,Blues,Canterbury / Jewel-case 2CD(2002 Re-master) / Universal/Decca/UK)