UKのシーリー・コート・デジタルから、テクスチャー紙見開きデジスリーヴでのリシュー。21年新規リマスター盤、500枚限定プレス。バーニー・ジェームズはマンチェスター近郊のサルフォード出身のドラマー兼シンガー・ソング・ライター兼俳優で、末期グレイシャス、レジェンド、ウォーホースを経て(どれもリアルタイムでの参加アルバムはなし)、ウォーホースの僚友アシュリー・ホルトと共にリック・ウェイクマンの「地底探検」、「アーサー王と円卓の騎士たち」に参加した。その後セッションマンとして活動、80年代以降は俳優としてデレク・ジャーマンの映画等に出演している。本作は、75年にジェームズが軸となって再編したウォーホースがレコーディングしたアルバムで、当時アセテート盤のみの制作でリリースされなかった発掘未発表音源。メンバーは、ジェームズ、ニック・シンパー、フランク・ウィルソン、ピーター・パークスの末期ウォーホースの4人に、マーク・ワーナー(ex.クォンタム・ジャンプ,etc)を加えた5人編成。ジェームズの楽曲をウィルソンがアレンジした、北欧神話の神オーディンの再誕をテーマとしたコンセプト・アルバムで、概ねウェイクマンの「地底探検」、「アーサー王~」的シンフォニック・プログレ感に、時折ウォーホース的ハード感をまぶしたようなサウンドを展開。楽曲は適度にメロディアスでアレンジも真っ当だが、ガツーンとしたインパクトには欠けるというか、プログレとハードの煮え切らない折衷感が結果として味わいを生んでいるという意味では、いかにもブリティッシュ然とした内容といえるかも知れない。
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輸入盤/限定500枚プレス
(Progressive/Symphonic,Hard,Blues / Digi-Sleeve CD(2021 Re-master) / Seelie Court Digital/UK)