国内のリョウキ・ワールド・レコードから、ペーパースリーヴでのリリース。見開き紙ジャケ仕様で、バンドのロゴ入りピックのオマケ付。金属恵比須は、96年に高木大地が高校で結成したハイ・スクール・バンドを母体とするグループで、03年にファースト、04年にセカンドをリリース後、06、07年にはメキシコで開催されたバハ・プログ・フェスティヴァルにも参加、高木は内核の波でも並行して活動していた。本作は、15年にリリースされたサード・アルバムで、メンバーは、稲益宏美、高木大地、多良洋祐(ex.那由他計画)、宮嶋健一(ex.ロマネスコ,エレクトリック・シープ)、諸石和馬(ex.シギー・ジュニア)の5人編成を基本に、1曲で入江陽がゲスト参加、プロデュースは高木。概ね、『「プログレというジャンルにとらわれた幅狭い音楽」を奏でるハード・プログレ歌謡コア・バンド。70's British Prog rock / Hard rockのエッセンスに、横溝正史などの世界観を加味し、和洋折衷の世界観を目指す』と、本人達が言っている通りのサウンドを展開。楽曲や全体の雰囲気、ステージ衣装などはわりと人間椅子直系といった印象で、そこにジェネシス的シンフォニック感や、曲によってサバス的だったりフリップ的だったりのギター、初期クリムゾン的抒情メロトロン、アニメ的キャラを加味させた感じのパワフルな女性ボーカルが絡む。元プロビデンス、那由他計画の塚田円も大絶賛とかで、そういわれてみればプロビデンスのセカンド辺りに近似する感じもあり、演奏も重厚でメリハリが効いていて、いわゆる80,90年代以降のジャパニーズ・プログレ愛好家ならかなり楽しめるのでは。
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リョウキ・ワールド盤
(Progressive/Heavy Symphonic / Paper-Sleeve CD(2015) / Ryouki-World/Japan)