USAのギア・ファブからのリシュー。ストーン・ガーデンはアイダホ州ルイストン出身のグループで、スピアー3兄弟を中心として69年に結成されている。71年まで活動していたようだが、69年にシングル1枚をリリースしたのみで、当時リアルタイムでのアルバムのリリースはなかった。本作は、そのシングル両面2曲(6,10曲目)と未発表スタジオ音源10曲(1,2,5,7,8曲目)、未発表ライヴ音源2曲(4,9曲目)をコンパイルしたアンソロジー盤で、97年にUSAロッカデリックからリリースされた。クレジット・メンバーは、ゲイリー・スピアー、ポール・スピアー、ニール・スピアー、ダン・メリル、ラス・プラット、デヴィッド・リー、ジョン・パーヴィアンス等で、概ねポール、ダン、ニールは固定だが、録音時期によってメンバー編成は異なる模様。基本的には、クリームやジミヘンの影響下にあるブルージー・ヘヴィ・サイケ・サウンドを展開していて、ともかくもキラー・タイプのギターと太くてグルーヴ感のあるベースがカッコよく、サイケ然としたシャウト系のボーカルやオルガン、ドカスカでハード調のドラムも含め、全体としても文句なしの炸裂感を堪能出来る。曲によってはキャッチーなサイケ・ポップ調もあるが、多くの曲はヘヴィネス溢れる怒濤のヘヴィ・サイケ調で、ギラギラ系の不良&アングラ感は非常に申し分ない。概ね正しくサイケな味わい十分で、サイケ&ハード・ロック愛好家ならまずもって楽しめるだろう好盤と思う。カッコよし!。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Psyche/Heavy Blues,Hard / Jewel-case CD(2002) / Gear Fab Records/USA)