ドイツのワールド・イン・サウンドから、07年新規リマスターでのリシュー。ゴールドはサン・フランシスコ出身のグループで、ジョー・バホザ、エド・スコット、チコ・モンカーダ等が中心となって67年頃に結成されている。クィックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスやカントリー・ジョー&ザ・フィッシュ周辺人脈の一角で、69年にシングルをリリース後も70年代前半まで活動していたが、当時結局リアル・タイムでのアルバムのリリースはなかった。本作は、71年の未発表スタジオ・ライヴ音源を収録した発掘音源盤で、メンバーは、紅一点のロビン・シンクレア、バホザ、スコット、モンカーダ、ロイ・ガルシア、セバスチャン・ニコルソン、ロン・キャブラルの7人編成、プロデュースはレオ・デ・ガル・クルカ。女性ボーカル、ギター2本、ベース、ドラム、パーカス2人という編成で、例えば初期サンタナにジャニス・ジョプリンが入ったような感じというか、ビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニーをもっと上手くしてサンタナっぽくした感じというか、セッション色は強いが上手くてバンド感のあるノリのよい演奏を展開。ロビンの、ジャニスばりのパンチの効いたシャウト・ボーカルは圧巻で、弾きまくるブルージーな2本のギターは非常にカッコよく、ブイブイした音でドライヴするベースとドカスカなドラム、乱打気味のラテン・パーカスによるリズム隊はテンションが高くて、全員が一体となって盛り上がる様はともかくも見事。全体に楽曲はわりとキャッチーだが、ドラッギーでサイケな猥雑感がプンプン漂っていて、この線としてはわりと文句なしの好盤と思う。カッコよし!。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Psyche/Heavy Blues,Hard / Jewel-case CD(2007 Re-master) / World In Sound/German)