スペインのアウト・サイダーから、25年リマスターでのリリース。チルドレン・オブ・ザ・マッシュルームは、カリフォルニア州サウザンドオークス出身のグループで、サイケ・ビート系バンドのザ・キャプティヴスを母体として、若干のメンバー変遷を経て67年にチルドレン・オブ・ザ・マッシュルームに改名した。68年に唯一のシングル「オーガスト・マドモワゼル」をリリース後、ザ・マッシュルーム、レディと改名して活動した。本作は、レディ時代の71年のスタジオ&ライヴ音源をコンパイルした発掘音源盤で、全て初出未発表。メンバーは、おそらくジェリー・マクミラン、ポール・ガブリネッティ、ボブ・ホランド、アル・ピショッタ、デニス・クリステンセンの5人編成、1-5曲目がロサンゼルスのヴィレッジ・レコーダーズでのスタジオ・レコーディング音源、6-10曲目がライヴ音源だが、資料&情報不足でメンバーや各録音日時等の詳細は不明。概ね、ヴァニラ・ファッジやアイアン・バタフライ辺りのアメリカン・ヘヴィ・サイケ方面に、フルートも含めた初期ジェスロ・タル的プログレ感をミックスさせたようなサウンドを展開していて、ハモンド・オルガン、ファズ・ギター、フルート&ボーカルを軸としたアンサンブルは、わりと素直にカッコいい。プログレ的アレンジをある程度担保しつつラウドさが増したライヴでは、ハード・ロック・マナーも加味されている印象で、全体に音質・バランスもそう問題はない(ラスト曲一部で少しヨレる)。スリーヴはトホホ感十分だが、サイケ/プログレ/ハード系のどの愛好家も、それなりに楽しめるだろう掘出し物的好盤と思う。EUプレス盤
輸入盤
(Psyche/Heavy Psyche,Progressive,Blues / Jewel-case CD(2025 Re-master) / Out-Sider/Spain,EU)