UKのアトムヘンジから、75年のアルバム未収シングル1曲をボーナスで加えての、13年新規リマスター&デジパックでのリシュー。ホークウインドは、毎週末開催されるアンティークの蚤の市で知られる、ロンドンのノッティング・ヒルを拠点に活動していたグループで、モービル・フリーク・アウトを母体として結成されたある種のドラッグ共同体バンド。本作は、75年にUKのUAからリリースされたセクス・アルバムで、新規リマスター&ミックスはスティーヴン・ウィルソン。メンバーは、前作からのデイヴ・ブロック、ニック・ターナー、サイモン・ハウス、レミー・キルミスター、サイモン・キングに、新たにアラン・パウエルが加わってツイン・ドラム編成となった他、「この人を見よ」などの著名作で知られるSF作家のマイケル・ムーアコックもヴォーカルでゲスト参加。素直にカッコいいサイケ&プログレ・ハードを展開していて、迫力のあるキング&パウエルのツイン・ドラムとドライヴするレミーのベースの上を、ブロックのマシンガン・ギターやターナーの妖しげな管楽器、ハウスの重厚なメロトロンやスペーシーなムーグ・シンセ等々が飛び交う。楽曲もわりとコンパクトで、垂れ流し感はなく引き締まっていて、ホークスの作品群の中では最も聴きやすく、わかりやすいカッコよさを放っているという印象。ともかくもヒャラヒャラ&ゴリゴリで、従来のサイケ感とドラッギーな不良感、プログレ的情感とハードネスが同居する文句なしの好盤と思う。この後ターナーは、スティーヴ・ヒレッジを誘ってニック・ターナーズ・スフィンクスを結成。TESオビ・解説/人脈図付
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(Psyche/Hard,Progressive / Digi-Pack CD(2013 Re-master) / Atomhenge/UK)