USA/カナダのコンステレーションから、見開きデジスリーヴでのリリース。ジェシカ・モスは、おそらくケベック州モントリオール出身のヴァイオリニスト兼コンポーザー兼シンガーで、95年のフィジットへの参加以降、ジェラルディン・フィバーズのツアー・メンバーや、オートマティック・ヴォードビル製作映画のサントラ制作を経て、00年にブラック・オックス・オルケスターを結成。01年にはブラック・オックス・オルケスターと並行してシルヴァー・マウント・ザイオン・メモリアル・オーケストラに加入、15年からはソロでも活動している。本作は22年にリリースされたソロ名義フィスス・アルバムで、メンバーは、ヴァイオリン、エレクトロニクス、ボーカル、プロデュース兼任のジェシカを軸に、2曲でティエリー・アマル(ex.ゴッドスピード・ユー・ブラック・エンペラー!,シルヴァー・マウント・ザイオン・メモリアル・オーケストラ,ブラック・オックス・オルケスター,etc)、ジム・ホワイト(ex.キシロリス・ホワイト,ピープル・ウィズ・チェアーズ・アップ・ゼア・ノーゼス,スプリングタイム,etc)がゲスト参加。概ね、歪み、コーラス、リヴァーブ等のエフェクトをカマせたりカマせなかったりの正調&変調ヴァイオリンとエレクトロニクスをコラージュした、ドローン感内包のポスト・クラシカル調サウンドを展開。ゲストのリズム隊とのインプロヴィゼイションが、トラッド調の哀しげなフレーズ&メロディに収束する2曲のヴァイオリン・スタディも含め、全体が冷たい空気感と重々しいスピリチュアル感に覆われていて、ポスト・ロック基調のソリッドなダーク感も十分。何かしらのただならぬ気配がディープに漂う好盤と思う。素敵!。
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輸入盤
(Psyche/Post Classical,Experiment,Electronics,Drone / Digi-Sleeve CD(2022) / Constellation/USA,Canada)