スウェーデンのトランサブスタンスから、3面開きデジパックでのリリース。マイ・ブラザー・ザ・ウインドは、アネクドテンのニクラス・ベイカー、マカジョダマ、イエスタ・ベルリング・サーガのマティアス・ダニエルソン、マグノリアのロニー・エリクソン、ロニーの兄弟のトマス・エリクソンの4人が、09年にストックホルムで新たに結成したグループで、現在のスウェーデンのプログレ、ハード・ロック&ヘヴィ・メタル系シーンで、それなりのステイタスを築いているメンバー達による、ある意味スーパー・バンド的ユニット。本作は、11年にリリースされたセカンド・アルバムで、メンバーは、前述のベイカー、ダニエルソン、エリクソン兄弟の4人編成。例えば、それ程メロトロンの入らないアネクドテンというか、より70年代ジャーマン・ロック寄りになったマグノリアというか、ピンク・フロイドの「ユージン、斧に気をつけろ」みたいな空気感のナンバーが並んでいて、ツイン・ギターを軸としたサイケ・マナーの強いインプロ・プログレを展開。楽曲の骨格は主にベースが受け持ち、1コードの中でラインやパターンを変化させながらドラムと共に空間を作っていて、そこに2本のギターが自由に切り込んでくるスタイルが基本で、ともかくもダークで雰囲気十分。トラッド・グラス・オーク・スターナー辺りのドローン感を担保しつつも、ハードで派手に盛り上がる演奏は素直にカッコよく、シタールや12弦ギター、メロトロン、オルガンの使い方もハマっていて、正しくサイケな好盤と思う。カッコよし!。
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(Psyche/Progressive,Alternative,Post Rock / Digi-Pack CD(2011) / Transubstans/Sweden)