フランスのIikkiから、限定ペーパースリーヴでのリリース。見開きデジスリーヴ仕様、LTD.200枚プレスのシリアル・ナンバー入。オブザーヴァトリーズは、イアン・ホーグッド(ex.モノゴト,スロウ・リールズ,ブラック・エイク,etc)とクレイグ・タターサル(aka.ハンブル・ビー)(ex.フッド,リモート・ヴューワー,ザ・ボーツ,etc)が新たに結成したユニットで、本作は21年リリースされた只今のところファースト・アルバム。メンバーは、ホーグッド、タターサルの2人、アートワークは梶岡美穂で、プロデュースはマティアス・ファン・エークロー。『Iikkiレーベルの示唆の下、日本人アーティスト&写真家の美穂との対話によって制作された』とあって、ピアノ、ギター、シロフォン等のアコースティック楽器と、シンセ、テープマシン等のエレクトロニクスによるドローン・アンビエント方面のサウンドを展開。おそらく、各曲にモチーフとなった美穂の作品があるのかも知れず、ノスタルジックで前に出ない佇まいのスリーヴのイメージ通り、アコースティック楽器のゆらぎと浮遊感、エレクトロニクスの柔らかいドローン感が交叉。例えば、アンドリュー・チョーク辺りにも近似する、儚くて線の細いエレクトロ・アコースティック調のサウンドスケープだが、どこか遠くで鳴なってるモノクロ感とゆるさは、記憶が埋没していくような独特の美しさを放つ。全体が淡い情感に収束する、文句なしの好盤と思う。心地好し!。
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輸入盤/200枚限定プレス
(Psyche/Electronics,Ambient,Drone,Progressive / Digi-Sleeve CD(2021) / Iikki/France)