ドイツのビュロー・Bから、デジパックでのリリース。ミシェル・バナビラはアムステルダム出身のエレクトロニクス奏者兼コンポーザーで、83年にファースト・アルバムをリリース以降、現在もコンスタントに作品を発表している。エレクトロニクス畑での幅広いコラボレーションや、サウンド・デザイナーとしてのイヴェント制作の他、ドキュメンタリー系映画&TV番組のサントラ、舞台音楽等も多く手掛ける知る人ぞ知る存在。本作は、10~20年における、配信オンリー・リリース音源を中心にコンパイルしたアンソロジー集で、メンバーは、エレクトロニクス、サンプラー、ピアノ、キーボード等を駆使したバナビラによる1人多重レコーディングを軸に、4曲目ではコーク・ファン・フューレン、8曲目ではルトヘル・ズイデルフェルト(ex.マシーンファブリック,etc)が参加。内容は、1曲目が15年バナビラ名義「ジャンプ・カッツ」、2曲目が10年「リズム」、3曲目が20年「オールウェイズ・ゼア」、4,7曲目が18年「エヴリホエア・エルス・イズ・ジャスト・ライト・ヒア」、5曲目が18年「ジャスト・アバウヴ・ザ・サーフェイス」、6曲目が20年「スフェリクス」、8曲目は13年バナビラ&マシーンファブリック名義「トラヴェログ」からのセレクト。モノトーン調のノイズ・アンビエント、環境音やラジオ音声、楽器などのサンプリング・コラージュ&ミュージック・コンクレート、柔らかいインダストリアル調やダーク・テクノ方面などなど、概ねどのタイプもドローンに収束。わりと独特の内省的で淡い情感と、引き締まったサウンドスケープの透徹感が心地好い好盤と思う。この人は時々けっこう侮れない。EUプレス盤
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輸入盤
(Psyche/Electronics,Drone,Ambient,Noise / Digi-Pack CD(2021) / Bureau B/German,EU)