ドイツのビュロー・Bから、09年新規リマスター&デジパックでのリシュー。クラスターは、ベルリンのアンダーグラウンド・シーンの芸術共同体の1つだった『ゾディアク・フリー・アーツ・ラボ』で、68年頃にハンス・ヨアヒム・ローデリウスとコンラッド・シュニッツラー(ex.タンジェリン・ドリーム)が出会い意気投合、さらにスイス人のディーター・メビウスが加わる形で70年に結成されたグループで、最初は「KLUSTER」だったがシュニッツラーの脱退を機に71年に「CLUSTER」に改名した。ブライアン・イーノはサフォーク州ウッドブリッジ出身の音響アーティスト、プロデューサー、コンポーザー、キーボーティストで、環境音楽/アンビエント・ミュージック方面のビッグ・ネーム。本作は、78年にドイツのスカイからリリースされた共演セカンド・アルバムで、イーノ、メビウス、ローデリウスの連名名義。メンバーは、ローデリウス、メビウス、イーノの3人を基本に、1曲でホルガー・チューカイがゲスト参加、3人とコニー・プランクの共同プロデュース。前作のモアレ感はある程度担保しつつも、リフ&フレーズ、メロディらしきものやリズム・パターンが顕れていて、曲によってはイーノのボーカルも入る。全体に、イーノの初期ソロ作品辺りに通じるエレポップ色と、クラスター的ストレンジ色が煮え切らないドローン感に収束していて、前作とは少し趣を異にする魔訶不思議さを堪能出来る。寸止めのアンビエント感というか、洗練を避ける意図というか、非常に面白いセンスの好盤と思う。EUプレス盤
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(Psyche/Electronics,Elepop,Ambient,Drone / Digi-Pack CD(2009 Re-master) / Bureau B/German,EU)