フランスのラープスから、限定ペーパースリーヴでのリリース。エコパック見開き紙ジャケ仕様、LTD.200枚プレス。伊達・ジュリアーノ・伯欣はブラジルのサンパウロ生まれ千葉県成田市育ちのミュージシャン兼医師で、TOMOYOSHI DATE名義でのソロの他、畠山千平とのオピトープ、コリー・フラーとのイルハ、フェデリコ・デューランドとのメロディア等々のユニットでも活動している。現在は、10年に自身が開業した「つゆくさ医院」のある東京都調布市が拠点のようだ。本作は、22年にリリースされたアルバムで、邦題は「あるがまま、あなたのままに」。メンバーは、ピアノとフィールド・レコーディング&エレクトロニクスの伊達1人による多重レコーディングで、プロデュースはマティアス・ファン・エークロー。伊達家にあった古いアップライト・ピアノを、もう調節出来なくなった緩んだネジの弦に合わせて438Hzで全体を調律(As it is/それがあるがままに)、そのピアノの爪弾き的ドローン空間に、風鈴や鳥の囀りなどのフィールド・レコーディング・マテリアルと、アブストラクトなシンセ&ノイズ・フラグメントなどのエレクトロニクスを浮遊させたアンビエント・サウンドを展開。さらに、4曲が45回転と33回転の2ヴァージョンで収録されていて、『聴く人のその時の気分や周波数に合わせて、好きな速度でピッチを調整してもらうことを念頭に作成、あなたの好きなように回転数を調整して下さい(As You Are/あなたのままに)』とある(回転数を連続的に調整出来るアナログ・プレイヤーでのLP再生なら可能)。例えば、それ程強い情感のメロディやフレーズを使わない感じは武光徹、澄んだ水の底的まどろみ感はイーノ/バッドの「鏡面界」に近似する印象で、非常に静謐なサウンドスケープを堪能出来る。ピアノ・ドローン・アンビエント系としては、わりと文句なしの好盤と思う。
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輸入盤/200枚限定プレス
(Psyche/Ambient,Drone,Electronics / Paper-Sleeve CD(2022) / Laaps/France)