USAのRVNGインテルから、限定ペーパースリーヴでのリリース。見開き紙ジャケ仕様。スティーヴ・ガンはペンシルベニア州ランズダウン出身のシンガー・ソング・ライター(SSW)で、フィラデルフィアのテンプル大学音楽科を卒業後、ニュー・ヨークのブルックリンを拠点に音楽活動を開始した。ロビー・バショー、ジョン・フェイヒィ、マイケル・チャップマン等の影響を公言した、インドのラーガ音楽の要素を取り入れたギター・スタイルで、ソロの他カート・ヴァイル・アンド・ザ・ヴァイオレーターズ等での活動でも知られているかも知れない。デヴィッド・ムーアはおそらくカンザス州出身のピアニスト兼バンジョー奏者で、ビング・アンド・ルースやラングホーン・スリム&ザ・ロウ等での活動で知られているかも知れない。本作は、23年にリリースされたデュオ名義ファースト・アルバムで、メンバーは、アコースティック・ギターのガンとピアノのムーアの2人。バショー的なラーガ調内包の変則チューニングを交えたギターと、イーノ&バッドの「鏡面界」的なピアノによる、非常に涼やかで静謐なギター/ピアノ・アンビエント・サウンド。どの曲もセッション風の展開だが、絶妙の爪弾き感が担保されたフワフワ&プカプカの浮遊感十分で、ともかくも流していて非常に心地好い。ギターの木漏れ日感と静謐なピアノの響き、淡い情感と落ち着いた空気感のマッチングが、たゆたう感じのドローン色に収束していく、アンバーで美しい好盤と思う。素晴らしい!。
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輸入盤
(Psyche/Ambient,Progressive,Drone / Paper-Sleeve CD(2023) / RVNG Intl./USA)