UK/EUのゴンドワナ・レコードから、見開きデジスリーヴでのリリース。スヴェイネボー・カーディブは、キーボーティストのニコライ・スヴェイネボー(ex.ツンドラ,etc)とドラマーのヨナス・カーディブが、19年にオールボーで結成したデュオ・ユニットで、19年のデンマーク・ミュージック・ジャズ・アワードを受賞後デビューした。本作は、22年にリリースされたサード・アルバムで、メンバーは、スヴェイネボーとカーディブの2人を核に、曲によってギターのスヌ・ポルス、トランペットのヤコブ・セアンスンとヨナス・シェフラーが適時ゲスト参加、プロデュースはスヴェイネボー&カーディブ、アナス・エルベック(5曲目のみ)。爪弾き調のエレピとくぐもったトーンのドラムを軸とした、アンビエント/ミニマル・ジャズ方面のサウンドを展開していて、ジャジー&アンバーな空気感やアンビエント方面のサウンドスケープは、例えばミンコ・エッヘルスマンとテオドール・ボルヘルのユニット「ユニフォニー」辺りに近似する印象。非常にまろやかで柔らかい音色、前にでない感じを担保しつつも、存外にキャッチーなフレーズやリフをプログレ色内包のジャズ・ロック調アレンジで纏めて、涼やかで耳触りの丸いアンサンブル。時折聴こえる、遠くで鳴ってるようなトランペットやギター、生活音のフィールド・レコーディング・マテリアルも、雰囲気十分でハマりがよく、ともかくも流していて心地好い。全体に淡い情感がフワフワと続き、シンプルさがエレガントさに収束していく感じは見事で、とてもセンスのよい文句なしの好盤と思う。素晴らしい!。
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輸入盤
(Psyche/Ambient,Progressive,Electronics / Digi-Sleeve CD(2022) / Gondwana Records/UK,EU)