UKのタッチ・ミュージックから、デジパックでのリリース。ロージー・パーレーンはニュー・ジーランドのオークランド出身のギタリスト&マルチ奏者ポール・ダグラスの変名で、ダグラスとしては90年代のセラでの活動で知られているかも知れない。96年のセラ解散後、セラの僚友ディオン・ワークマンとオーストラリアのメルボルンに移住してパーメンティエを結成、シグマ・エディションズ・レーベルを設立してソロ活動も開始した。00年にロンドンにも拠点を設けてサカダに参加、並行してソロ&共演活動も行っている。本作は、06年にリリースされたソロ名義フォース・アルバムで、ギター、ピアノ、メロディカ、ヴァイオリン、ソウ、日用品、フィールド・レコーディング、CP等々のパーレーンを核に、1曲目ではソウのマルセル・ベア、2曲目では日本刀でリゾネーター・ギターを弾く秋山徹次、3曲目では「個々の貢献」としてマイケル・モーリー、ステファン・ネヴィル、ラッセ・マルハウグ、キャンベル・ニール、ドナルド・マクファーソン、デイヴィッド・ミッチェル等々8人のギタリストが参加。概ね、ギターの共鳴ノイズを主軸としたドローン・アンビエント方面で、ギター共鳴をいかにコントロールするかというe-bow以前の時代に、非常に見事な共鳴ドローン・サウンドを展開。ノイズとの紙一重の狭間で、淡々とした情感を維持しながらジワジワと盛り上がっていくサウンドスケープは、ともかくも独特の昂揚感を放っていて、特に3曲目のラストは素直に圧巻。この線としてはわりと文句なしの好盤と思う。
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(Psyche/Drone,Noise Ambient,Electronics / Digi-Pack CD(2006) / Touch Music/UK)