フランスのラープスから、限定ペーパースリーヴでのリリース。エコパック見開き紙ジャケ仕様、LTD.200枚プレス。ペーパーバークは、おそらくカリフォルニア州サン・ノゼ周辺を拠点に活動するエレクトロニクス&マルチ奏者、ジョン・マルヴィルのソロ・ユニットで、16年に配信とカセット・テープでファースト「フォーゴットン・ナラティヴズ」をリリース以降、ジョー・ミラー(aka.フェルンロッジ)とのデュオ・ユニットのリモート・フィードも含め、ほぼ年1作のペースで作品を発表し続けている。本作は、26年にリリースされたソロ名義ナインス・アルバムで、今回初めてCDとLPという配信とカセット・テープ以外のフィジカル・フォーマットでのリリース(CDはLPより1曲多い)。メンバーは、全ての楽器&エレクトロニクスのマルヴィル1人で、どこか遠くで鳴っているような郷愁感十分のドローン・アンビエント・サウンドを展開。情報&資料不足でクレジットの詳細が不明なのであくまで推測だが、eボウによるエレクトリック・ギターの共鳴ドローン的マテリアルを主軸に、爪弾きアルペジオ調単音やシンセ、エレクトロニクス、フィードバック・ノイズ的フラグメント、刻まないリズム・トラックなどを適時織り交ぜた感じのサウンドスケープ。いい塩梅のリヴァーブとディレイによるトレモロ調のモアレ感が、淡いアンバーな情感に収束する中で、余韻への埋没感がさらに次の余韻へと繋がっていく様は、ともかくも流していて抜群に心地好く、正しくサイケで優れて瞑想的な大好盤と思う。素晴らしい!。
輸入盤/200枚限定プレス
(Psyche/Drone,Ambient,Electronics / Paper-Sleeve CD(2025) / Laaps/France)