オランダ/EUのフォルコレンからのリリース。スリップ・ケース付で、ここではそのスリップ・ケースを載せた。ミンコ・エッヘルスマンとテオドール・ボルヘルは、オランダ出身のシンガー・ソング・ライター(SSW)、サウンド・デザイナー、マルチ奏者で、18年にマティアス・アイクをゲストに迎えて「ユニフォニー」ユニットを開始した。モイア・ブレナンは、アイルランド北方のドニゴール地方出身のトラッド・シンガー&シンガー・ソング・ライター(SSW)で、何よりクラナドでの活動で知られていると思う。本作は、23年にリリースされた「ユニフォニー」ユニットの第3弾で、メンバーは、エッヘルスマン、ボルヘル、モイア、コーマック・デ・バラ(ex.モイア・ブレナン・バンド)、ヨハン・ボルヘル(ex.アスファルトフェーン,etc)、ニルス・ペッター・モルヴェル(ex.マスクァレロ,etc)の6人。概ね、全前作、前作の延長線上にあるジャジー・アンビエント音響系サウンドで、エッヘルスマンとボルヘルによるピアノ、エレピ、パーカス、ヴィブラフォン、エレクトロニクスを軸とした空間構成に変わりはないのだが、モイア&デ・バラのアンバーなハープ&スキャット、ボルヘルの爪弾き調ギター、モルヴェルの遠くでなってる感じのトラントランペットが涼やかに浮遊。微睡みを誘うリヴァーブ感とドローン感が、くぐもった淡い情感に収束する様は、ともかくも見事で絶妙に心地好い。非常にセンスのよいアンビエント・サウンドスケープを堪能出来る好盤と思う。
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輸入盤
(Psyche/Ambient,Electronics,Drone,Progressive / Jewel-case CD(2020) / Volkoren/Holland,EU)