オランダのバトラー・レコードからのリリース。スリップ・ケース付で、ここではそのスリップ・ケースを載せた。ミンコ・エッヘルスマンとテオドール・ボルヘルは、オランダ出身のシンガー・ソング・ライター(SSW)、サウンド・デザイナー、マルチ奏者で、アーロン・パークスはアメリカのシアトル出身のジャズ・ピアニスト、オスカール・グジョンソンはアイスランドのレイキャヴィク出身のサックス奏者。本作は、20年リリースされたアルバムで、18年のエッヘルスマン、ボルヘル、マティアス・アイク名義「ユニフォニー」の続編。メンバーは、エッヘルスマン、ボルヘル、パークス、グジョンソンの4人で、基本的には前作の延長線上にあるジャジー・アンビエント音響系サウンド。ピアノ、エレピ、パーカス、ヴィブラフォン、エレクトロニクスを軸とした空間に、涼やかなサックスが彩りを添える感じで、深いリヴァーブの湿った質感やドローン感、黄昏時的な淡い情感などなど、前作のコンセプトやサウンドスケープはほぼ担保されている。全体に流していて心地好いが、前作のポスト・ロック的な冷たい音像がムーディーなジャズ的洗練感にスライドしている印象で、聴きやすさが増した分、少しライトになったといえるかも知れない。それでも、スムース・ジャズやニュー・エイジ系と呼べるほどの軽さではなく、エレガントなアンビエント系として好盤と思う。EUプレス盤
只今在庫切れとなってしまいました。ご予約オーダー・お問い合わせ等は、問い合わせフォームからお受けいたします。入荷見込み・時期など現在の状況を改めてお知らせいたします。
輸入盤
(Psyche/Ambient,Electronics,Drone,Progressive / Jewel-case CD(2020) / Butler Records/Holland,EU)