オランダのバトラー・レコードからのリリース。スリップ・ケース付で、ここではそのスリップ・ケースを載せた。ミンコ・エッヘルスマンとテオドール・ボルヘルは、オランダ出身のシンガー・ソング・ライター(SSW)、サウンド・デザイナー、マルチ奏者で、マティアス・アイクはノルウェー出身のトランペット奏者。本作は、18年にリリースされたアルバムで、メンバーは、エッヘルスマン、ボルヘル、アイクの3人に、曲によってマルクス・フォーシュグレーンが適時参加。元々、エッヘルスマンとボルヘルが15年頃から結成していた音響ユニットのユニフォニーが、ファースト・アルバムを制作するにあたって、既にECMから数枚のアルバムをリリースしていたアイクに声をかけ、3人の連名作品となったらしい。概ね、トランペット、ピアノ、パーカス、エレクトロニクスを軸とした、アンビエント音響系サウンドを展開していて、淡い情感がドローン感に収束する見事なサウンドスケープ。フロア・タム中心の低音パーカスと引き伸ばされたシンバル、深いリヴァーブ感のピアノや湿ったギターのアルペジオ、ドローン・シンセ等による空間に、遠くで鳴ってるトランペットがゆったりと響く感じ。ポスト・ロック的な冷たい音像と、黄昏時的な儚い郷愁感のマッチングは、例えばティム・ボウネスのスロウ・エレクトリック辺りにも近似する印象で、ともかくも流していて心地好い。的を射たシンプルさに耳とセンスのよさが顕れた、文句なしの好盤と思う。素晴らしい!。EUプレス盤
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輸入盤
(Psyche/Ambient,Electronics,Drone,Progressive / Jewel-case CD(2018) / Butler Records/Holland,EU)