国内のプランチャから、限定ペーパースリーヴでのリリース。見開き紙ジャケ仕様。ジュリアンナ・バーウィックはルイジアナ州出身のアンビエント系ミュージシャンで、06年に自主制作でファーストEP「サングワン」をリリース、幼少期に参加していた聖歌隊での経験を基調とした、合唱的ボーカルとエレクトロニクスのループという独自のスタイルで活動している。メアリー・ラティモアはノースカロライナ州アッシュビル出身のハープ奏者で、イーストマン音楽学校を卒業後07年頃からフィラデルフィアを拠点に活動を開始、本格的なコンサート・ハープとエレクトロニクス&エフェクトを組み合わせた、独特の音響系アンビエント・サウンドを展開している。17年以降は活動拠点をロサンジェルスに移したようだ。本作は、26年にフランスのインフィネからリリースされたデュオ名義アルバムで、邦題は「トラジック・マジック」インフィネ版ブックレット&日本語ライナー入、歌詞・対訳付。メンバーは、ボーカル、シンセ、ピアノ、ドラム・マシーン等々のバーウィックと、ハープのラティモアを核に、曲によってトレヴァー・スペンサー、ティエリ・マニゲが適時参加、バーウィック、ラティモア、スペンサーの共同プロデュース。『インフィネとのパートナーシップにより、パリ・フィルハーモニー音楽博物館所蔵の楽器コレクションを用いて制作された』とあり、特にラティモアのハープには古楽の響きがあって、バーウィックのボーカル&エレクトロニクスと相俟ったちょっと独特のサウンドスケープ。ヴァンゲリスとロジャー・イーノのカヴァーも含め、全体に肯定的なスピリチュアル感がアシッド・フォーク調の浮遊感に収束していて、ともかくも流していて心地好い好盤と思う。素敵!。
プランチャ盤/国内プレス盤(Japanese-pressing CD)
(Psyche/Ambient,Drone,Progressive,Acid Folk / Paper-Sleeve CD(2026) / Plancha/Japan)