ポルトガルのオルサム・レコードから、3面開きデジスリーヴでのリリース。ドラミングGPはポルト出身のパーカス・アンサンブル、ホアナ・ガマ&ルイス・フェルナンデスはブラガ出身のエクスペリメンタル系デュオ・ユニットで、本作は20年にリリースされた共演アルバム。メンバーは、ホアナ&ルイス、ドラミングGPのジュアン・ミゲル・ブラガ・シモンエス、ジュアン・チアゴ・ディアス、ミゲル・ベルナトの5人編成。深いリバーヴ感のピアノとドローン色を軸としたエレクトロニクスに、マリンバ、ヴィブラフォン、シロフォン、ティンパニー、共鳴金物等のパーカス群を絡めた、非常に静謐なサウンドを展開。基本的にはダーク・ドローン・アンビエント方面という感じだが、ミニマル・ミュージックや現代音楽的実験感も適時織り交ぜ、淡々としているが映像的で飽きの来ないダイナミズムがある。ピアノとエレクトロニクス、共鳴金物が溶け合うモアレ的サウンドスケープは美しく、ゆったりと響く低音パーカスやノイズ・フラグメントの淡い情感もハマっていて、ともかくも流していて心地好い。現代音楽のシリアスさをある程度担保しつつも、優れて瞑想的で正しくサイケな音像に仕上がっていて、環境音楽としての世界観も十分の大好盤と思う。素晴らしい!。EUプレス盤
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輸入盤
(Psyche/Ambient,Drone,Electronics,Contemporary / Digi-Sleeve CD(2020) / Holuzam/Portugal,EU)