フランスのラープスから、限定ペーパースリーヴでのリリース。エコパック見開き紙ジャケ仕様、LTD.300枚プレス。アロヴェインことウーヴェ・ツァーンはハーメルン出身のエレクトロニクス&マルチ奏者で、ハーメルンやミュンヘンでの活動を経て、91年からベルリンを拠点にブレイクビーツ系の即興エレクトロニクス奏者として頭角を表し、Dinレーベルからのデビューに至った。テイラー・デュプリーはニュー・ヨーク州出身のサウンド・デザイナー&マルチ奏者で、ソロ・ユニットのヒューマン・メッシュ・ダンス、ディートリッヒ・シェーネマン等とのプロトタイプ909、サヴァス・イサティスとのアークやフュティークでの音楽活動の他、グラフィック・デザイナーや写真家、12kレーベル主宰、マスタリング・エンジニアとしても知られる。本作は、26年にリリースされたデュオ名義セカンド・アルバムで、メンバーは、シンセ、エレクトロニクス、ペダル、フィールド・レコーディングのツァーン、ギター、ミックス&マスタリングのデュプリーの2人。概ね、フィードバックやヴォリューム奏法を軸としたギターと爪弾き調ピアノ、シンセ&エレクトロニクスの淡いノイズ・フラグメント、何かしらのフィールド・レコーディング・マテリアル等が、お互いに独特の浮遊感で絡む、アブストラクトなドローン・アンビエント調サウンドを展開。浮かんでは消えてゆく様々な「音」が素敵で、ダークだが仄かな有機的ニュアンスが担保されていて、正しくサイケでアンバーな情感が心地好い好盤と思う。
輸入盤/300枚限定プレス
(Psyche/Electronics,Drone,Ambient / Paper-Sleeve CD(2026) / Laaps/France)