UKのディスコ・ゲコウ・レコーディングスから、3面開きデジスリーヴでのリリース。アンドリュー・ヒースは、コッツウォルズを拠点とするイギリス人サウンドスケープ・アーティスト兼ピアニストで、ハンス・ヨアヒム・ローデリウスにインスパイアされて、95年頃にフェリックス・ジェイとアクウィアスを結成して活動を開始した。現在はソロの他、そのローデリウスや、アン・クリス・バッカー、トビー・マークス等との共演作品もリリースしている。本作は、15年にウェブ配信でリリースされた作品のCD盤で、ソロ名義セカンド・アルバム。前作同様に、全てヒース1人による多重レコーディングで、エレクトロニクスやフィールド・レコーディングによるドローン空間に、ブライアン・イーノ&ハロルド・バッド的ピアノが漂う、静謐なドローン・アンビエント・サウンド。前作のピアノ・アンビエント感はある程度担保しつつも、本作ではフィールド・レコーディング&ノイズ・フラグメントがむしろ主役というか、カラスや鳥、虫の鳴き声などのフィールド音、部屋内の生活音等々、日常の情景を切り取ったようなフラグメントと、淡い情感の金物パーカス音が絶妙の塩梅で交叉。結局、全体が淡い木漏れ日感と水の底的透明感に収束していて、その意味では前作の姉妹作品的様相で、非常に正しくサイケなサウンドスケープ。ともかくもセンス抜群で流していて心地好い好盤と思う。素晴らしい!。
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輸入盤
(Psyche/Ambient,Electronics,Drone / Digi-Sleeve CD(2015) / Disco Gecko/UK)