ドイツのペイズリー・プレスから、24年新規リマスターでのリシュー。多分初CD化。プロテウスは、もしかしてシカゴまたはイリノイ州出身のグループで、セルジオ・ネスポーラとグラント・オースティンが在籍していたトゥリーボーンを母体として、78年に新たに結成されたグループ。本作は、81年にUSAプロテウス・インターナショナル・レコード・インクから、限定1000枚プレスの自主制作盤としてリリースされた唯一のアルバム。メンバーは、ネスポーラ、オースティン、オーレ・リーセ、ブライアン・ザーチャーの4人編成が基本だが、ベースはオースティン以外にビル・ディッケンスやジミー・アレンが弾く曲もあって、他にもり、パーカスやギター、ホーン・セクションが曲によって適時参加、デイヴ・フリーマンとネスポーラの共同プロデュース。概ね、前半のLP旧A面3曲がファンク・ジャズ・ロック方面、後半のLP旧B面3曲がクロスオーヴァー/フュージョン方面という感じで、一般的な自主制作レベルを超越した感じの、かなりのバカテク・アンサンブルを堪能出来る。4人とも他であまり名前を見ないが、軽快にハネるノリのよいファンク色は一貫していて、明らかに玄人はだしの腕前というか、おそらく地元ではそれなりに名の知れたプレイヤーたちだったのではと思われ、ビシバシとハマるキメとバンド感十分の演奏は素直にカッコいい。特に、前半の3曲はロック調の楽曲も相俟って、サンタナ方面の炸裂ジャズ・ロック/フュージョン系としていけるというか、疾走するアンサンブルの炸裂感は圧巻。少なくとも、日本ではあまり知られていないことも手伝って、この線としては非常に濃密な掘出し物的好盤と思う。カッコよし!。
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輸入盤
(Progressive/Jazz Rock,Crossover,Funk / Jewel-case CD(2024 Re-master) / Paisley Press/German)