USAのギア・ファブ・レコードからのリシュー。ポリフォニーはヴァージニア州出身のグループで、グレン・ハワードとクレイグ・マッセーが中心となって70年頃に結成されたようだ。本作は、71年にUSAイレヴンス・アワーからプライヴェート・プレスの自主制作盤としてリリースされた唯一のアルバムと思われる。メンバーは、グレン・ハワード、クレイグ・マッセー、マーティン・ルディ、クリストファー・スポング、チャッティ・クーパーの5人編成で、プロデュースはチャック・テイラー。概ね、シンフォニック・プログレの王道的サウンドを展開していて、かなりエマーソン・ライクなオルガン&ムーグ、ハード・ロック調のブルージーなギター、ノリのよいゴリゴリ&ゴツゴツのリズム隊による演奏は、わりと素直にカッコよかったりする。14~15分の大曲2曲も含め全体に楽曲もプログレ然としていて、畳み掛けるアレンジでグイグイ押してくる典型的なヘヴィ・シンフォニック系という印象。他のパートに比べボーカルがちょっと地味で、楽曲の詰めのゆるさ辺りにも自主制作らしさは感じられるが、勢いのよさと濃密さを軸に自主制作水準は十分に超えている感じ。ドライヴするオルガンとツボを押さえたシンセ、1人ハード・ロックのギターはともかくも爽快で、何となくイタリアン・ロック臭漂うリフやフレーズも不思議な面白さがあって、例えばELPにギターに入れてイタリアン・ロックのヘヴィネスを加味したような、アメリカン・ハード・シンフォニック・プログレ系の好盤と思う。
輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Symphonic,Hard / Jewel-case CD(2011) / Gear Fab/USA)