ドイツのペイズリー・プレスから、25年新規リマスターでのリシュー。エッジウッドはテネシー州メンフィス出身のグループで、ザ・ジェントリーズの元メンバーたちが中心となって70年に結成されている。本作は、72年にUSAのTMIからリリースされた唯一のアルバムで、多分初CD化。メンバーは、デヴィッド・ビーヴァー、パット・テイラー(ex.ジャガー,ハイステッパーズ,ドラマ,etc)、ジム・ターバトン(ex.パリス・パイロット,etc)、デヴィッド・メイヨ(ex.パリス・パイロット,グレイ・ゴースト,etc)、スティーヴ・スピア(ex.モロク,etc)、ジョエル・ウィリアムズ(ex.ブラック・オーク・アーカンソー,グレイ・ゴースト,etc)の6人編成、プロデュースはジム・ジョンソン。概ね、シンフォニック・プログレの要素とポップ・ロックの要素が交叉する、ちょっと独特のサウンドを展開していて、例えば初期カンサス、スティックス、ジャーニー辺りに近からず遠からずではあるが、そこに洗練されたメンフィス・サウンド的ポップネスが妙なバランスでマッチングしている印象。メインストリーム的にちゃんとしたボーカルが入るが、ボーカルも含め誰が主役という感じでもない、煮え切らないがメロディアスで聴きやすい楽曲とアレンジ、オルガンを始めとした耳触りの柔らかい各パートの音色、さりげなく上手で玄人なアンサンブルが一体となって、ともかくも流していて心地好いアンバーでジェントリーな仕上がり。それ程派手さはないが、聴く毎に面白さのあるスルメ的味わいの好盤と思う。
輸入盤
(Progressive/Symphonic,Pops / Jewel-case CD(2025 Re-master) / Paisley Press/German)