UK/EUのピンク・フロイド・レコードから、ジェームズ・ガスリー&ジョエル・プランテの11年リマスター音源を使用しての、見開きデジスリーヴでのリシュー。ピンク・フロイドはロンドン出身のグループで、建築学校の同級生だったリック・ライト、ロジャー・ウォーターズ、ニック・メイソンの3人が中心となって65年に結成したシグマ6を母体として、メンバーとバンド名の変遷を経てライト、ウォーターズ、メイソン、シド・バレットの4人となった時点でバンド名をピンク・フロイドに改名、67年にEMIからデビューした。おそらく全世界で最も著名なプログレ・バンドの1つ。本作は、72年にUKハーヴェストからリリースされたセヴンス・アルバムで、69年の「モア」に続いてバーベット・シュローダー監督の映画「ラ・ヴァレ/雲の影」のサウンドトラック盤として制作された。メンバーは、デイヴ・ギルモア、ライト、ウォーターズ、メイソンの4人編成、スリーヴ・デザインはヒプノシス。当時進行中だった「狂気」のレコーディングを一時中断して、パリ郊外のスタジオに2週間程合宿して制作したこともあってか、全体に少しヒッピー調のゆるいセッション感が通底していて、いかにも作り込んだ作風の「狂気」とは好対照をなす。その意味では、サイケの亜流としてのプログレ・バンドのフロイドは本作までで、「狂気」以降は洗練されたメインストリーム領域のポップなプログレという感じだが、突出した曲はないが粒が揃っていて、全体がどこか哀しさを内包した木漏れ日感に収束していくアーシーな空気感は、やはり非常に正しくサイケな印象。雰囲気十分で流していて心地好い好盤と思う。余談だが、「ラ・ヴァレ」はパプア・ニューギニアのジャングルを舞台とした旅行譚で、この後スティーヴ・ヒレッジの長年のパートナーとなるミケッテ・ジラウディが女優として出演している(クレジットはモニーク・ジラウディ)。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Psyche,Blues,Folk / Digi-Sleeve CD(2016 '11Re-master) / Pink Floyd Records/UK,EU)