UK/EUのK・スコープ/スナッパー・ミュージックから、30分の新曲1曲収録のボーナスCDを加えた2CDスペシャル・エディションでのリシュー。オズリック・テンタクルズはサマセット州出身のグループで、83年のストーンヘンジ・フリー・フェスティヴァルでのエド・ワイン、ジョイ・ヒントン、ニック・ファン・ヘルデル(ヴァン・ゲルダー)(ex.ジャミロクワイ,etc)等のセッションがきっかけとなって結成された。85年に自主制作でファーストをリリース後、数多のメンバー変遷を経ながら現在も活動を続ける、スペイシー・プログレ系のビッグ・ネームの1つ。本作は、20年にK・スコープからリリースされた「スペース・フォー・ジ・アース」の拡大エディションで、CD1(本編)とCD2(ボーナス)の2つのデジパック盤がスリップ・ケースに収納されていて、ここではそのスリップ・ケースを載せた。メンバーは、ワイン、サイラス・ネプチューン(ワインの息子)、バラス・センデ(ハンガリー人ドラマー)の正規メンバー3人に、曲によってヒントン、ファン・ヘルデル、ジョン・イーガン、ポール・ハンキン等の元メンバー達が適時ゲスト参加。概ね、前作までのスペイシー・サイケ・プログレ路線の延長線上で、特段の変化はない感じだが、ミニマル的要素を内包したスペイシーなエレクトロニクス・マテリアルがわりと冴え渡っていて、ともかくもスペイシー系として流していて心地好いサウンド。ギターのリヴァーブ感と歪みの塩梅、全体のスペイシーなエフェクト・センス、ハネ過ぎない16ビートのノリやパーティー感など、例えば『見えない電波の妖精』期のゴングや「グリーン」期のスティーヴ・ヒレッジ辺りを彷彿させられる部分もあり。この線としては素直にカッコいい好盤と思う。
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輸入盤
(Progressive/Psyche,Electronics,Jazz Rock / Digi-Pack 2CD(2021) / Kscope/Snapper Music/UK,EU)