UKのパーロフォンから、06年新規リマスターでのリシュー。デヴィッド・ギルモアはケンブリッジ出身のギタリストで、何よりピンク・フロイドでの活動で知られるビッグ・ネーム。本作は、78年にUKハーヴェストからリリースされたソロ名義ファースト・アルバムで、メンバーは、ギルモア、リック・ウィリス(ex.パリッシュ&ガーヴィッツ,コーチズ,ピーター・フランプトンズ・キャメル,フォリナー,etc)、ウィリー・ウィルソン(ex.コーチズ,クウィヴァー,etc)のトリオ編成を基本に、曲によってミック・ウィーヴァー(ex.キーフ・ハートリー,ワインダー・K・フロッグ,ヘムロック,etc)、カレーナ・ウィリアムス、デビー・ドス、シャーリー・ローデン等が適時参加、プロデュースはギルモア。概ね、ブルース基調のプログレ、ハード、サイケのゴッタ煮サウンドを展開していて、楽曲の雰囲気やポップネス、サイケ色の担保塩梅などは、わりとフロイドの「アニマルズ」辺りに近似する感じ。ウィリスとウィルソンは、ギルモアのフロイド参加によって解散したジョーカズ・ワイルド時代の僚友で、もしかしてギルモアはやりやすかったのかも知れず、メロディアスでノリのよいベースと緩急の上手いドラムに乗せて、伸びやかにギターを弾き歌っている印象。素直にカッコいいインスト3曲(2,6,8曲目)も含め、ユニコーン(2曲目)のカヴァーやロイ・ハーパーとの共作(5曲目)、アンバーな盛り上がりを見せる4曲目、ストレートにブルージーな7曲目など全体に佳曲が多く、実はかなりの好盤と思う。EUプレス盤
只今在庫切れとなってしまいました。ご予約オーダー・お問い合わせ等は、問い合わせフォームからお受けいたします。入荷見込み・時期など現在の状況を改めてお知らせいたします。
輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Blues,Psyche,Pops / Jewel-case CD(2006 Re-master) / Parlophone/UK,EU)