ドイツのレパートリーから、71年のアルバム未収シングル両面2曲をボーナスで加えての、04年新規リマスター&ペーパースリーヴでのリシュー。見開き紙ジャケ仕様。ベガーズ・オペラはグラスゴー出身のグループで、リッキー・ガーディナーとアラン・パークが中心となって69年に結成されている。本作は、70年にUKヴァーティゴからリリースされたファースト・アルバムで、邦題は「アクト・ワン」。メンバーは、パーク、ガーディナー、マーティン・グリフィス、マーシャル・アースキン、レイ・ウィルソンの5人編成で、ビル・マーティンとフィル・コールターの共同プロデュース、スリーヴ・デザインはキーフ。基本的には、グリフィスの独特のカッコよさを放つフランス訛り的ボーカルと、パークの妙にエレガントで華麗なオルガン&ピアノを軸とした、サイケとクラシックのハイブリット的なアート・ロック的サウンドを展開していて、そこにガードナーのB級ハード調ギターと、それ程重くはないがドライヴ感のあるリズム隊が絡む。スーペの著名クラシック曲をアレンジした1,5曲目も含め、サイケとプログレの狭間を行くギスギス&ドカドカのサウンドは独特のゴッタ煮感&ハミ出し感十分で、クラシックをサイケなアレンジで処理するセンスは、例えばエッグ辺りとはまた違ったテイストでともかくも面白い。オリジナルLPはコレクターに人気でそれなりのプレミアム・アイテムのようだが、プレミアム云々を抜きにしても、素敵スリーヴも手伝ってブリティッシュ・ロック愛好家なら素直に楽しめるだろう好盤と思う。TESオビ・解説付
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輸入盤/2500枚限定プレス/デッドストック入荷
(Progressive/Psyche,Classic,Pops / Paper-Sleeve CD(2004 Re-master) / Repertoire/German)