イタリア/EUのヘヴィ・サイケ・サウンドから、3面開きデジパックでのリリース。ソニック・フラワーは、名古屋市出身の三上達人(ex.チャーチ・オブ・ミザリー,スカル・ピット,ゲイツ,etc)が、チャーチ・オブ・ミザリーと並行して01年に結成したグループ。本作は、21年にリリースされた発掘音源盤で、おそらく05年にセカンド・アルバム用にレコーディングされながらオクラ入となっていたマテリアル。メンバーは、三上、星武典(ex.チャーチ・オブ・ミザリー,etc)、深川圭佑(ex.スカル・ピット,ゲイツ,etc)、アリサの4人編成。概ね、70年代クサレ・サイケ・ハード系テイスト満点の炸裂インストを展開していて、チャーチ・オブ・ミザリーのブラック・サバス基調ドゥーム・メタル方面とは、ヘヴィネスやサイケ感の趣が異なる。ザクザクなファズ・ベース&ギターのリフやフレーズには、勿論サバス的ニュアンスは担保されているが、ストレートなブルース感のハードネスが疾走と炸裂のギラギラしたサイケ感に収束していて、ともかくもこの線としては素直にカッコいい。インプロ一辺倒という感じではないが、盛り上がりっぱなしのセッション感が70年代的なヒッピー系の空気感を放っていて、猥雑な不良感は非常に正しくサイケ。ミーターズとグラハム・セントラル・ステーションのカヴァーも含め、全体に楽曲のそれらしいキャッチーさも十分で、B級ハード・リフのヴァイオリンのユニゾンなども面白く、ファースト同様にブイブイ&ドカドカの好盤と思う。個人的には、ちょっとサバート・ブレイズ辺りを想起させられた。カッコよし!。
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輸入盤
(Psyche Hard/Heavy Psyche,Blues,Progressive / Digi-Pack CD(2021) / Heavy Psyche Sounds/Italy,EU)