国内の磨崖仏リミテッドから、ペーパースリーヴでのリリース。300枚限定プレスの折込6面ポスター型紙ジャケ仕様。ミッシング・ヘッズは、是巨人のオリジナル・メンバーの吉田達也(ex.ルインズ,高円寺百景,etc)と田畑満(ex.ボアダムス,ゼニゲバ,アシッド・マザーズ・テンプル,etc)、ヤマジカズヒデ/山路一秀(ex.dip,I'M FLASH! BAND,ヤプーズ,etc)の3人によって21年に結成されたグループ。本作は、24年にリリースされたサード・アルバムで、24年3月7日の大阪ムジカ・ジャポニカ(1,2,4,7曲目)、24年3月10日防府BR印度洋(3,8曲目)、24年3月11日福岡ユーテロ(5曲目)、3月5日名古屋得三(6,9曲目)での、24年春の西日本方面ツアーでのマルチ・レコーディング音源をコンパイルしたライヴ盤。メンバーは、ファーストから不変の吉田、田畑、ヤマジのトリオ編成。『インスタント・コンポージング・ノー・ウェーヴ・トリオ』の謳い文句通り、ノー・ウェーヴ調のノイジーなオルタナ感とポスト・ロック調のソリッド感か交叉する、ほぼ炸裂しっ放しのサウンドを展開。ザクザクとしたキレのよいカッティング、アブストラクトなテーマ、ノイジーなフレーズやジャジーなリフを適時使い分ける2本のギターの弾き倒し感と、結局叩きまくりとなるドラムが相俟った濃密さは見事で、変拍子の出て来ないインプロを軸とした楽曲の傾向は違うが、全体のハイテンションさは例えば是巨人辺りと変わらない程に圧巻。時折聴こえるちょっと妖しいボーカルもアングラ感十分で、スカっと喧しい炸裂感が、ニュー・ウェーヴ系フニャフニャ感に収束していく、非常に変態的で面白い好盤と思う。
只今在庫切れとなってしまいました。ご予約オーダー・お問い合わせ等は、問い合わせフォームからお受けいたします。入荷見込み・時期など現在の状況を改めてお知らせいたします。
磨崖仏リミテッド盤/限定300枚プレス
(Progressive/Psyche,Post Rock,Hard,Junk,Noise / Paper-Sleeve CD(2024) / Magaibutsu Limited/Japan)