国内のまぼろしの世界から、ボーナス・トラック1曲を加えての見開きペーパースリーヴ(紙ジャケ)でのリリース。ボンデージ・フルーツは、鬼怒無月(ex.コイル,是巨人,オパビニア,カルメン・マキ,etc)、勝井祐二(ex.ロヴォ,渋さ知らズ,デミセミ・クェーヴァー,etc)、岡部洋一(ex.ロヴォ,ザ・スリル,etc)が中心となって90年に東京で結成されたグループで、94年にファースト・アルバムをリリース以降、断続的にライヴやアルバム制作を敢行しながら現在も活動を続けている。本作は、24年にリリースされたセヴンス・アルバムで、05年の前作「VI」から19年振りのスタジオ作品。メンバーは、前作と同じ鬼怒無月、勝井祐二、大坪寛彦(ex.ウェアハウス,etc)、高良久美子(ex.ウェアハウス,etc)、岡部洋一の5人編成で、ちょっとストレンジ&サイケな、バカテク変態フュージョン・プログレ方面は基本的に変わらずの印象。その、変態色と独特のゴタ混ぜ感がザッパ的プログレ感に収束する前半と、ギターやヴァイオリンを軸にインプロで濃密な爆発を見せるボーナス・トラックも含めた後半に大別される感じ。変拍子やポリリズム多用ながら、高良と岡部の打楽器隊がわりと盛り上がりっぱなしというか、ともかくもある種の祝祭感が基調となっていて、バカテクなアンサンブルをボトムで支える大坪のベースも含め、同じように鬼怒の曲を演奏するコイルやオパビニア辺りとはまた違ったバンド感を堪能出来る。全体に炸裂感十分で、キレのよい演奏は素直にカッコよく、わりと文句なしの好盤と思う。素晴らしい!。尚、CDが直接スリーヴに入っているので、最初から盤にスレ等がある場合もございます、その点はどうぞご了承下さいませ。
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まぼろしの世界盤
(Progressive/Psyche,Junk,Fusion / Paper-Sleeve CD(2024) / Maboroshi No Sekai/Japan)