ノルウェーのカリスマ・レコードからのリリース。ウィザードはノルウェー出身のグループで、スパイダーガウド、ドラケンのハルヴァル・ゴールドレス、メガロドン・コレクティヴのカール・ハウクランド・ビョロ、ソフト・フォグのヴェガルド・リエン・ビェルカンとアレク・スカルスタードの4人が集結して22年に結成されている。この4人は、他にもオランゴ、ウッドランド、エメルートズ・アメーバ、イエス・ディア、MMOアンサンブル、レリング、クロコファント、ショーンなどなど、数多のバンドやユニットの関連メンバー達で、並行活動も多い。本作は、24年にリリースされたセカンド・アルバムで、メンバーは、前作と同じゴールドレス、ビョロ、ビェルカン、スカルスタードの4人編成を基本に、曲によってナディア・ワーホルム・エッサリ、サラ・フェルドヴァール、リッケ・ノルマン等がコーラスで適時ゲスト参加、プロデュースはバンド。基本的には前作の延長線上にあるヘヴィ・シンフォニック・プログレ路線だが、概ね、カンタベリー調ジャズ・ロック色やジェントル・ジャイアント的変拍子色が薄れて、かなり初期イエス調ハード・プログレ感が増している印象。特に、オルガンやギターのサイケ感、リズム隊のヘヴィネス、プログレとハードとサイケの煮え切らない折衷感、意外に爽やかな楽曲のポップネスなどなどが、ファースト/セカンド期のイエスっぽい印象。タイトで引き締まったアンサンブルは素直に圧巻で、ヘヴィ・シンフォ系愛好家や、ある程度イエスを聴き込んだリスナーはかなり楽しめるのではと思う。
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輸入盤
(Progressive/Heavy Symphonic / Jewel-case CD(2024) / Karisma Records/Norway)