フィンランドのスヴァルト・レコードからのリリース。音質はクリアで迫力もあってよい。タサヴァラン・プレジデンティはヘルシンキ出身のグループで、元ヘルプのユッカ・トロネン(ex.エドヴァルド・ヴェサラ,ユッカ・トロネン・バンド,etc)とヴェサ・アールトネン(ex.メイド・イン・スウェーデン,ザ・グループ,etc)が中心となって69年に結成されている。トロネンの知名度も手伝って、日本でもわりと知られたフィニッシュ・プログレ系のビッグネームの1つ。本作は、サブタイトル通り73年のスウェーデンでのライヴ音源をコンパイルした発掘ライヴ盤で、全て初出音源。メンバーは、トロネン、アールトネン、ペッカ・ポユリュ(ex.ペッカ・ポユリュ・クァルテット,ウィグワム,etc)、ヘイッキ・ヴィルタネン(ex.ヘルプ,エドヴァルド・ヴェサラ,モザイク,etc)、エーロ・ライッティネンの5人編成。1~4曲目が3月24,25日イェーテボリのヴァランド、5,6曲目が8月7日ヘルシンキのスカンセンで、スウェーデン・ラジオ放送用音源。おそらく「ランバートランド」リリース後のスウェーデン・ツアーで、その「ランバートランド」収録曲(1,3,4,6曲目)を中心に、トロネンのソロ曲(2曲目)、「ミルキー・ウェイ・モーゼス」に収録される新曲(5曲目)等のセレクト。ベースがヴィルタネンに交代後だが、既に十分に熟れている印象で、少しジャジーさとファンク感が増したリズム隊と、相変わらずハード&サイケ調が担保されたギターのハマりも上々。さりげなくバカテクでキレのよいアンサンブルは素直にカッコよく、ライヴ然とした熱の入った盛り上がりを堪能出来る好ライヴ盤と思う。ラジオ放送用なので音質・バランスも抜群。
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輸入盤
(Progressive/Jazz Rock,Blues,Psyche,Funk / Jewel-case CD(2023) / Svart Records/Finland)