フィンランドのスヴァルト・レコードから、19年リマスター&2CDでのリリース。音質はクリアで迫力もあってよい。タサヴァラン・プレジデンティはヘルシンキ出身のグループで、元ヘルプのユッカ・トロネン(ex.エドヴァルド・ヴェサラ,ユッカ・トロネン・バンド,etc)とヴェサ・アールトネン(ex.メイド・イン・スウェーデン,ザ・グループ,etc)が中心となって69年に結成されている。トロネンの知名度も手伝って、日本でもわりと知られたフィニッシュ・プログレ系のビッグネームの1つ。本作は、72年のヘルシンキでのライヴ音源をコンパイルした発掘ライヴ盤2枚組で、全て初出音源。メンバーは、トロネン、アールトネン、ペッカ・ポユリュ(ex.ウィグワム,etc)、マンズ・グラウンドストローム(ex.ブルース・セクション,エドヴァルド・ヴェサラ,ウィグワム,etc)、エーロ・ライッティネンの5人編成。CD1全曲が8月17日のエスプラーナディカッペル、CD2の1,2曲目が9月4日のクルットゥーリタロ、CD2の3~5曲目が7月10日のナツァで、ほとんどがサード「ランベルトランド」からのセレクトでメンバーもサードと同じ。スタジオ盤とは趣を異にするインプロを大幅に取り入れた演奏で、同じ曲が重複して収録されているがアレンジと演奏がけっこう違っていて飽きない。ハードな炸裂と細かいキメの両立、インプロの盛り上がりは見事で、音質・バランスも非常に申し分なく、濃密なバカテク感を堪能出来る好ライヴ盤と思う。カッコよし!。
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輸入盤
(Progressive/Jazz Rock,Psyche,Canterbury,Blues / Jewel-case 2CD(2019 Re-master) / Svart Records/Finland)