ドイツのロング・ヘアーから、未発表曲2曲(07年USAレーザーズ・エッジ盤と同じ)をボーナスで加えての、19年新規リマスターでのリシュー。シークレット・オイスターは、バーニン・レッド・アイバンホー(BRI)のカルステン・フォーゲル、マッツ・フィンディング、ボ・アンデルセン、元ハーディ・ガーディのクラウス・ベーリング、元コーネリアス・ダンス(CD)のケネス・クヌセン(BRI経由)が集結して、73年にコペンハーゲンで結成されたグループで、サヴェージ・ローズ等とともに日本でもある程度知名度のあるデンマークのロック・バンドの1つ。本作は、76年にデンマークのCBSからリリースされたフォース・アルバムで、メンバーは、前作と同じカフォーゲル、ベーリング、クヌセン、イェス・シュテール(ex.BRI)、オレ・シュトレーンベルク(ex.CD)の5人編成を基本に、1曲でパーカスがゲスト参加、プロデュースはパウル・ブルーン。前作同様に、ほとんどBRIの別働隊的メンバー編成だが、全4作品中最も聴きやすいというか、リフやフレーズがキャッチーというか、インプロっぽい各ソロ・パートもわりとシンフォニック・プログレ的な整理された感じで、ジャズ・ロックというよりはバカテク系プログレ方面という印象。洗練感が増したということなのだろうが、相変わらず明るくない楽曲を緊張感のある演奏で濃密に展開していて、マハヴィシュヌ・オーケストラ的なカッコよさも健在で、ジャズ・ロック・プログレ系としてかなりの好盤と思う。楽曲・アレンジの妙ならサードと本作、演奏自体の炸裂感ならファーストとセカンドといった感じか。
只今在庫切れとなってしまいました。ご予約オーダー・お問い合わせ等は、問い合わせフォームからお受けいたします。入荷見込み・時期など現在の状況を改めてお知らせいたします。
輸入盤
(Progressive/Jazz Rock,Symphonic,Crossover / Jewel-case CD(2019 Re-master) / Long Hair/German)