イタリアのチネヴォックスから、11年新規リマスターでのリシュー。チェリー・ファイヴはローマ出身のグループで、プログレ系リスナーや映画愛好家には何よりゴブリン関連のバンドとして知られていると思う。イル・リトラット・ディ・ドリアン・グレイ解散後、クラウディオ・シモネッティはカルロ・ボルディーニ(ex.ルスティッチェリ&ボルディーニ,etc)とマッシモ・モランテ(ex.エラ・ディ・アクアリオ,etc)、ファビオ・ピニャテッリ(ex. リヴェラッツィオーネ,etc)と共に渡英して74年にオリヴァーを結成。あまり上手くいかず結局ローマに戻り、英語の上手いトニー・タルタリーニ(ex.ルオヴォ・ディ・コロンボ?)をボーカルに迎えてチェリー・ファイヴを結成という流れ。本作は、75年にイタリアのシネ・ボックスからリリースされた唯一のアルバムで、メンバーはシモネッティ、モランテ、ピニャテッリ、ボルディーニ、タルタリーニの5人編成。シモネッティ、モランテ、ピニャテッリの3人はこの時すでにゴブリンを始動していたはずで、掛け持ちの活動だったと思われる。全編に渡ってハードなアレンジのヘヴィ・シンフォニック・プログレを展開していて、濃密な演奏と畳み掛ける構成、ゴブリンをイエス寄りにしたような疾走感は、わりと素直にカッコいい。このタイトなドライヴ感はハード系リスナーにもウケがよく、プログレ愛好家ならまずもって楽しめる好盤と思う。また、2曲目と5曲目はそれぞれ過去のグループ名が曲のタイトルとなっていて面白い。人脈図付
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(Progressive/Heavy Symphonic / Jewel-case CD(2011 Re-master) / Cinevox/Italy)