韓国のビッグ・ピンク・ミュージックから、19年新規リマスター&限定ペーパースリーヴでのリシュー。カンガルー式見開き紙ジャケ仕様で、インサート、インナー・バッグ入、オビ付。サー・ロード・バルティモアは、元コアラ(ガレージ・サイケ・バンド)のルイス・ダンブラが中心となって、69年にニュー・ヨークのブルックリンで結成されたグループで、同じブルックリンを拠点に活動していたブラディ・マリーとの関係が取り沙汰されるが、たまたま同じスタジオを使っていたという程度のことらしい。本作は、70年にUSAマーキュリーからリリースされたファースト・アルバムで、メンバーは、ダンブラ、ゲイリー・ジャスティン、ジョン・ガーナーのトリオ編成、エドウィン・クラマー、マイク・アペル、ジム・クレテコスの共同プロデュース。全編に渡ってガリガリ&ゴリゴリ&ザクザクの、パンキッシュな粉吹き系ラウドネスを放つサイケ・ハードを展開していて、演奏のヘヴィネスと濃密な疾走感はかなり圧巻。時に弾けてない速さでもお構いなしに弾き倒すギター、ファズかけまくりベースとドカスカのドラムによるノリのよいリズム隊に、ガーナーの下品で達者なボーカルが相俟った演奏は、この線としては非常にストレートにカッコいい。ダークなオドロオドロしさ満点のスリーヴも含め、このブラック・サバス方面のヘヴィネスとサイケなギラギラ感、勢いのよさと炸裂感は、ハード・ロック愛好家なら文句なしに楽しめる大好盤と思う。カッコよし!。
只今在庫切れとなってしまいました。ご予約オーダー・お問い合わせ等は、問い合わせフォームからお受けいたします。入荷見込み・時期など現在の状況を改めてお知らせいたします。
輸入盤/限定プレス
(Psyche Hard/Heavy Psyche,Blues,Punk / Paper-Sleeve CD(2019 Re-master) / Big Pink Music/Korea)