USAのパープル・ピラミッド/クレオパトラから、限定ペーパースリーヴでのリリース。見開き紙ジャケ仕様。キャプテン・ビヨンドは、元アイアン・バタフライのライノ・ラインハルトとリー・ドーマン、元ジョニー・ウインター・アンドのボビー・コールドウェル、元ディープ・パープルのロッド・エヴァンスの4人によって、71年にロサンジェルスで結成されたグループで、アメリカン・ハード最高峰の1つと云ってよいと思う。本作は、タイトル通り72年~73年にかけての未発表マテリアルをコンパイルした発掘音源盤で、基本的には全て初出未発表音源と思われる。メンバーは、前述のエヴァンス、ラインハルト、ドーマン、コールドウェルの4人編成。1曲目が未発表曲、7曲目がサード収録曲、他はファースト収録曲で、全てロスのライノのホーム・スタジオでレコーディングされ、ハリウッドのパラマウント・レコードでミックスされたとのクレジットがある。1曲目はわりと素直にカッコよく、ファーストに収録されていてもおかしくない佳曲で、7曲目はオルガン&キーボードがハマっていてこれもカッコよく、エヴァンスのボーカルということもあってサードのヴァージョンとはけっこう違った印象を受ける。おそらく目玉はこの2曲なのだろうが、残りのファースト収録曲群も所々アレンジやフレーズ、リフ、ギター・ソロが異なっており、これはこれで十分に楽しめる。概ね、ファーストとセカンド用のデモ音源と思われ、全体で30分程度と収録時間は短いが、このバンドが好きな人なら、目玉の2曲だけでもチェックしてみてもいい好盤と思う。ともかくもこのバンドはやはりカッコいい。
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輸入盤/限定プレス
(Psyche Hard/Progressive,Blues / Paper-Sleeve CD(2017) / Purple Pyramid/USA)