UKのエソテリックから、11年新規リマスターでのリシュー。音質はクリアで迫力もあって非常によい。テンペストは、コロシアム解散後の73年に、ジョン・ハイズマンとマーク・クラークが新たに結成したグループで、元イギンボトム、ニュークリアス等のアラン・ホールズワース、元ジューシー・ルーシー等のポール・ウィリアムスが参加した、ある種のスーパー・バンド。本作は、73年にUKブロンズからリリースされたファースト・アルバムで、メンバーは、前述のハイズマン、ホールズワース、クラーク、ウィリアムスの4人編成。解説不要の著名盤と思うが、コロシアムをよりハードにした感じというか、ジャズ・ロック・テイストのある炸裂ブリティッシュ・ハードを展開していて、勢いよくドライヴするバカテク・リズム隊と、弾きまくる鋭角なギターの絡みはともかくも絶品。ブルースを基調とした楽曲も申し分のない上等さで、演奏は濃密で非常にカッコよく、男臭いボーカルの存在感も十分。プログレ＆ジャズ・ロック愛好家も、ブルース＆ハード・ロック愛好家もまずもって楽しめるだろう、ブリティッシュ・プログレ・ハード文句なしの好盤と思う。特に、ブルース＆ハード系の人は要チェックかも知れない。本作後、ホールズワースはソフト・マシーン、U.K.、ブルーフォード等を経て、再びウィリアムスと合流してI.O.U.を結成。素晴らしい！。
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輸入盤／デッドストック入荷
(Psyche Hard/Blues,Jazz Rock / Jewel-case CD(2011 Re-master) / Esoteric/UK)
