フランスのセヴンス・レコードから、18年新規リマスター&4面開きデジスリーヴ仕様でのリシュー。マグマは、ローラン・チボーやフランシス・モーズ、ザブが在籍していたゾルゴネスを母体として、そこにクリスチャン・ヴァンデが加わる形で69年にパリで結成された。おそらく日本で最も知名度のあるフレンチ・プログレのバンドで、クリスチャンを軸に現在も活動を続けるビッグ・ネーム。本作は、タイトル通り71年11月12日にブリュッセルのシアター140で行われたライヴ音源を収録した2枚組で、96年にフランスのAKT/セヴンスからリリースされた発掘ライヴ盤の新装リシュー盤。メンバーは、クリスチャン、フランシス・モーズ(ex.ゴング,etc)、フランソワ・カーン(ex.ザオ,etc)、クロース・ブラスキス、テディ・ラスリー、ジェフ(ヨシコ)・セファー(ex.ザオ,パーセプション,スピード・リミット,ネフェッシュ・ミュージック,etc)、ルイ・トエスカの7人編成で、プロデュースはジェロー・ニモー。ファーストとセカンドの曲を中心に、概ねスタジオ盤に準じたアレンジを基調としつつも、随所でライヴならではのハミ出しやセッション感も見せていて、炸裂感のある重厚な演奏を堪能出来る。全員十分に上手いが、ヴァンデのドラムにはまだアングラなジャズ・ロック感があって、モーズの流暢で太いベースもトップやパガノッティと違ったテイストで面白く、カーンのエレピ&ピアノのノリもよい。全体にわりとブラス隊が効いていて、フリー・ジャズ/サイケ・ジャズ系の暑苦しい喧噪とアングラ的カオティック感を放ちながら、一糸乱れぬアンサンブルが1つの塊となって迫ってくる様は素直にカッコいい。ともかくも好ライヴ盤と思う。人脈図付
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輸入盤
(Progressive/Zeuhl Jazz Rock / Digi-Sleeve 2CD(2018 Re-master) / Seventh/France)