フランスのムゼアから、シングル?音源3曲をボーナスで加えての、11年新規リマスター&ペーパースリーヴでのリシュー。限定プレスの紙ジャケ仕様、分厚い新規ブックレット入、オビ付。エマニュエル・ブーズはパリ出自のシンガー・ソング・ライター(SSW)で、60年代末にはエグレジーというバンドのボーカリストとしても活動していた。本作は、76年にフランスのアトランティック/WEAからリリースされたサード・アルバムで、邦題は確か「聖なる浮浪者」。メンバーは、ブーズ、ジョエル・デュグルノー(ex.ZAO,クリアライト)、フランソワ・ジャノー(ex.デライアド・カメレオン・ファミリー,トリアングル,etc)、イヴ・シュアール(ex.エルドン,トータル・イシュー,etc)、ジル・ティネール(ex.ママ・ベア,etc)、セルジュ・アウジ、ミシェル・リポーシェ(ex.ズー,ヴァンゲリス,etc)によるバンド編成で、ジャクリーヌ・エレンシュミットとデュグルノーがプロデュースと音楽監督。スリーヴも演奏も派手な前作と次作に比べ、まずプログレ的ではない地味なスリーヴと歌モノ的内容ということで、巷では評価の低いアルバム。ところがしかし、ブーズはシンガーだからどの作品だって歌モノなのは当然で、トータルな出来のよさでは本作が1番かも知れない。重厚で滑らかな盛り上がりを見せる1,5,8曲目、各パートのソロが炸裂しまくる3曲目等のバンド感溢れる曲と、アコースティック・ギターを中心とした弾語り調が半々で、バンド曲群はどれも文句なしにカッコよく、アレスキ&フォンテーヌ、ムスタキ的な様相も見せる、独特の暗さを放つアシッド・フォーク調のアコースティック・ナンバー群も非常に味わい深い。何より楽曲がよく、ともかくも文句なしの好盤と思う。素晴らしい!。ボーナスの3曲は、シングル的キャッチーさのあるテクノ/ニュー・ウェーヴ系ナンバーで、これはこれでカッコよさもあって面白かった。
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(Progressive/Heavy Symphonic,Jazz Rock,Acid Folk / Paper-Sleeve CD(2011 Re-master) / Musea/France)