UK/EUのスピリット・オブ・ユニコーン・ミュージック/イン・アンド・アウト・オフ・フォーカス・レコードから、3面開きデジパックでのリリース。フォーカスはアムステルダム出身のグループで、69年にタイス・ファン・レール、マーティン・ドレスデン、ハンス・クリュフェルが結成したタイス・ファン・レール&ザ・リバプティスドを母体として、ヤン・アッカーマン(ex.ブレインボックス)加入後の70年にフォーカスに改名した。おそらく日本で一番著名なダッチ・プログレのビッグ・ネーム。本作は、24年にリリースされた12枚目のアルバムで、18年の11枚目「11」から6年振りのスタジオ新作。メンバーは、前作と同じファン・レール、ピエール・ファン・デル・リンデン、メノ・ホートイェス、ウド・パンネケート(ex.ピッチ・パイン・プロジェクト,リチャード・ハレビーク・プロジェクト,etc)の4人編成で、ホートイェスとパンネケートの共同プロデュース、スリーヴ・デザインはロジャー・ディーン。基本的には前作の延長線上というか、ありていに云えばファーストから変わらずのフュージョン・プログレ路線で、ハード・フュージョン的ギター・リフと手数の多いドラムを軸とした、わりと濃密な演奏を堪能出来る。全体に、ソリッド&タイトなハードネスとメロディアスな情感という、プログレの当世風感と往年感がいい塩梅のバランスで同居している印象で、作曲のファン・レールとホートイェス&パンネケートの共同プロデュースが、けっこう上手いこと噛み合ったのかも知れない。往年のフォーカス的甘いメロディを担保しつつも、バカテク系の洗練されたアンサンブルがカッコいい好盤と思う。EUプレス盤
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輸入盤
(Progressive/Fusion,Symphonic / Digi-Pack CD(2024) / Spirit Of Unicorn,In And Out Of Focus/UK,EU)