ポーランドのユニバーサル・ミュージック・ポルスカから、18年新規リマスター&2CDでのリシュー。スリップ・ケース付で、ここではそのスリップ・ケースを載せた。SBBは、元ブレイクアウトのヨセフ・スカーチェクが中心となって71年にシェミャノヴィツェ・シロンスキェで結成されたグループで、SBBとはシュレジアン・ブルース・バンドの略称。71~73年はニーメンのバックを務め5枚のアルバムを制作、74年にバンド単独でファースト・アルバムをリリース、それ以降40年以上に渡って現在も活動を続けるポーランドを代表するロック・バンドの1つ。本作は、タイトル通り79年9月15日にケルンのエーレンフェルト・コルピングハウスで行われたライヴ音源を収録した発掘ライヴ盤で、メンバーは、スカーチェク、アンティモス・アポストリス、イェジー・ピオトロヴスキーのトリオ編成。「ウェルカム」リリース後のタイミングだが、ほぼ全編「ウェルカム」とはゆかりのないハード・フュージョン的インプロを展開していて、「ウェルカム」収録曲やその方面のシンフォニック・プログレを期待するとスカされる。全体にそれなりにメロディスだがセッション感が強く、お互いにリズムを探りながら徐々に盛り上がって行き、最終的には炸裂するというパターンが多いことや、全編インストということも併せて考えると、もしかしてかなりガチなインプロ主体の演奏なのかも知れない。一応9曲がエントリーされているが切れ目なく繋がっている曲もあって、プログレ、フュージョン、ハードの要素がゴッタ煮で内包された、1コード主体のノリのよい演奏は素直にカッコよく、特にギターの切れ味はいつになく抜群。わりと文句なしの好ライヴ盤と思う。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Crossover,Blues,Symphonic / Jewel-case 2CD(2018 Re-master) / Universal Music Polska/Poland)