国内のマーキー/ベル・アンティークから、ボーナス2曲を加えての、95/10年新規リマスターでのリシュー。ハンガリーのハンガロトン/ゴング盤にマーキーがオビ・解説を付けた国内流通盤。スタニスワフ・レムの著名SF小説「ソラリス(ソラリスの陽のもとに)」の名を冠するソラリスは、大学生だったロベール・エルデスやアッティラ・コラーが中心となって80年にブダペストで結成されたグループで、イーストやアフター・クライング等とともに80年代以降のハンガリアン・プログレを代表するバンドの1つといっていいかも知れない。本作は、84年にハンガリーのスタートからリリースされたファースト・アルバムで、邦題は「火星年代記」。メンバーは、イステヴァン・シグラン、ロベール・エルデス、アッティラ・コラー、タマス・ポクス、ラズロ・ゴモールの5人編成で、タイトルからも判る通りレイ・ブラッドベリの著名SF小説をモチーフとしたコンセプト作品。スペーシーなシンセ・キーボード群が創り上げる空間に、一貫してリリカルな哀愁のフルートや少しブルージーな泣きのギター、壮大な混声コーラスなどが飛び交う、典型的な泣きのインスト・シンフォニック・プログレを展開していて、全体にけっこう濃密でヘヴィな印象。組曲的構成やダイナミズムがわりと交響楽的で、その意味ではクラシカル・プログレ的様相も感じられるが、ともかくも文学青年的なシリアスさと、プログレ然とした生真面目な演奏を堪能出来る。ほぼスリ-ヴのイメージ通りのダーク感と泣きは、B級SF的雰囲気十分で、東欧的な湿った質感も含め、シンフォニック&クラシカル・プログレ愛好家なら素直に楽しめるだろう好盤と思う。尚、曲目は英語表記のほうを掲載、今回、マーキー側からのリクエストによる特別再プレスということらしい。
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マーキー盤
(Progressive/Symphonic,Classic / Jewel-case CD(1995 '95/'10 Re-master) / Marquee,Hungaroton/Gong/Japan,Hungary)